「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
三月二十六日(木曜日)
○
これからは ひたすら学ぶ 毎日だ けいこ
朝7時から出勤しています。患者さんを迎える準備、患者さんに
気持ちよく過ごしていただくための心遣い、毎日たくさん叱られ
ながら学んでいます。学校より勉強になります。
○
これからは やさしき春の 腕のなか みどり
厳しい寒さの冬、炎熱地獄の夏、その間に挟まれた春と秋は
救いの季節。「春」といえば「やさしさ」を思い浮かべる人は多
いのではないでしょうか。どなたかの句に ―
「繰り返す 義母の言葉や 春やさし」 とありました。
明日は「
突然の」 で一句、お願いします。
連載 『ヴィマラキールティの教え』(233)
第10章6節
[6] 大徳アーナンダ(阿難)よ、①正位を獲得していない比丘たちがこの
香りの食べ物を食べたならば、彼らが正位を獲得したときに、消化されるでしょう。また、②正位を獲得している者たちが食べたならば、彼らの心が解脱しない限り、消化されないでしょう。また、③菩提心を発していない衆生たちが食べたならば、彼らが菩提心を発したときに、消化されるでしょう。そして、④菩提心を発した者たちが食べたならば、彼らが[無生法]忍(あらゆるものは生ずるということがないという覚り)を獲得しない限り、消化されないでしょう。また、⑤[無生]法忍を獲得した者たちが食べたならば、彼らが一生補処の菩薩(あと一度だけの生で解脱を得る菩薩)となったときに、消化されるでしょう。
(<現代語で読む『梵文・維摩経』> 明日につづく)