「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
三月十七日(火曜日)
○
忘れもの 探して街の 喫茶店 みどり
「だれかとだれかと麦畑~♪」 ではありませんが、街の小さな喫茶店で向き合っていた
あの人は今、どこでどうしているのでしょう...。ひとりで街の喫茶店~♪
○
忘れもの ヒトは必ず するんだよ けいこ
完璧な人間なんてあり得ないはずなのに、つい完璧な人間像を追い求めてしまう私です。
明日の冠頭は「
春らしく」 でお願い致します。
連載 『ヴィマラキールティの教え』(226)
第9章18節(その1)
[18] 一切妙香世界から来た菩薩たちが言いました。
「どのような法を具足した菩薩が、傷つけられず、損なわれずに、サハー世界から滅して、清浄な仏国土に赴くのでしょうか」と。
ヴィマラキールティが答えました。
「良家の子らよ、八種の法を具足した菩薩が、サハー世界から滅して、傷つけられず、損なわれずに、清浄な仏国土に行くことができます。どのような八種かというと、それは――
(1)私は一切衆生に対して利益をなして、彼らからは如何なる報いも求めない、また、(2)一切衆生の苦しみを[我がものとして]堪え忍び、あらゆる善根は一切衆生に差し向ける、(3)一切衆生に対して害とならない、(4)一切の菩薩に対して、師敬であるとの思いをもつ、そして、(5)未だ聞いていない法も、既に聞いた法も、誹謗しない、(6)他人の所得を妬むことなく、自分の所得によって高ぶることのない心を洞察する、(7)自分自身の過失はよく観察し、他人の過失は責めない、(8)不放逸を悦ぶ者のすべての美徳を享受する。
(<現代語で読む『梵文・維摩経』> 明日につづく)