「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
十二月二十九日(月曜日)
○
年の瀬や 寄り来る猫を 膝に抱き みどり
夕方、玄関先に出ると見回り猫のミマちゃんが足元に寄って来て離れない。そこで私も腰を
下ろし、ずっしりした彼女を膝に載せて越し方行く末を交々に語り合った。
○
年の瀬や 時間だけが 過ぎていく けいこ
「昨日はテレビ見ないぞ!」 と心に決めたはずが、結局、フィギュアスケート見てしまいま
した。明日の冠頭は「
縁起物」 でお願い致します。
ネコはコタツで丸くなる♪
本日ご登場のネコ君は、オカメのふう君のおばあちゃんのおウチで飼われているミヤ君です。お宮で拾われたので「ミヤ」と名づけられたそうです。この季節、ミヤ君の指定席はやっぱりコタツ。先客がいると、その人の膝をトントンとノックして、「恐れ入りますが、どけていただけませんか?」と一応打診したのち、指定席で悠々とお休みになる。
連載『ヴィマラキールティの教え』(180)
第7章6節
(6) そのとき、「あらゆる形を現わす」(普現一切色身)という名前の菩薩がその集まりに現われて、坐っていました。その菩薩がリッチャヴィのヴィマラキールティ(維摩)に次のように言いました。
「さて、維摩さん、あなたの母上、父上はどこにおいでなのですか。女下僕・男下僕、召使い、雇い人たちはどこですか。ご友人や親戚、親族の方々はどこにおいでなのですか。さらにまた、侍者や馬、象、戦車、歩兵、乗物はどこですか。」
このように言われて、維摩は普現一切色身菩薩に、偈頌(詩の形)をもって、次のように語りました。
(<現代語で読む『梵文・維摩経』> 明日につづく)