「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
十二月二十三日(火曜日)
○
慈善鍋 かがり火焚いて 雪のなか みどり
昔読んだ本の挿絵に、雪の上で焚き火をして、その傍にチャリティーポットを持って立つ人が
描かれていました。物語の筋はすっかり忘れたのに、炎に照らされたその人の笑顔は今も
忘れられません。
○
慈善鍋 やさしい気持ち ひとつにし けいこ
気持ちをカタチにしたり、伝えるって難しいです。明日の冠頭は「
土の中」 でお願い致します。
ハーイ、エヴリバディー、なむ王子だよ!
みなさん、寒くなったけど、お元気ですか?
ボクのいる郡山はもう雪が降ったよ。
わが飼い主けいこはどんなに寒い朝も、
マラソンを休まないんだから、えらいよなぁ。
ねぇ、ボクの今日のウェア、どう? いいでしょう!
けいこのおねえちゃんからのプレゼントなんだ~。
明日はクリスマスイヴだね ♪
サンタさん、ボクのおウチ、忘れてないかなぁ...。
連載『ヴィマラキールティの教え』(176)
第7章2節
(2)そのとき、リッチャヴィのヴィマラキールティ(維摩)はマンジュシュリー法王子(文殊)に次のように言いました。
「文殊さん、如来の種姓とはどのようなものですか?」
[文殊が]答えます。
「維摩さん、①有身(身体的存在)が如来の種姓であり、②無明と有愛が種姓であり、③貪・瞋・癡(三毒)が種姓であり、④四顛倒が種姓であり、⑤五蓋が種姓であり、⑥六入が種姓であり、⑦七識処が種姓であり、⑧八邪法が種姓であり、⑨九悩処(仏具九悩)が種姓であり、
⑩十不善業道が種姓です。
維摩さん、これが如来の種姓であり、まとめて言うと、六十二見(六十二の誤ったものの見方)が如来の種姓です。」
(<現代語で読む『梵文・維摩経』> 明日につづく)