「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
十二月十五日(月曜日)
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乗り継いで 来る友を待つ 湯を沸かす みどり
一回一回の出会いが重みを増す年頃になりました。「いつでも会えると思っていた友人の家族
から喪中葉書が届き呆然としています」 という経験も他人事ではありません。
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乗り継いで 手間と時間を 惜しまずに けいこ
もう12月も折り返し地点! 明日の冠頭は「
雪の朝」 でお願い致します。
忙しいあなたにふうくんの処方箋 ― 隠れ家療法
みなさん、年末年始の気ぜわしさで、「なんか疲れるなぁ」 という方もおられるのではないでしょうか。そんなあなたに、とっておきの療法があるよ! 名づけて「
隠れ家療法」で~す。ちょっと隠れられる場所を見つけて(押入れとか公園の木陰のベンチとかね)、ほ~っとしたり、ぼ~っとしたりしてると元気が出るよ。
連載『ヴィマラキールティの教え』(170)
第5章20節(その1)
(20) そのとき、リッチャヴィのヴィマラキールティ(維摩)は長老マハーカーシャパ(大迦葉)に次のように言った。「大迦葉さん、十方の無数の世界において、悪魔が魔事を行なっていますが、それらすべては、不可思議解脱に住する菩薩たちに他なりません。彼らは善巧方便によって、衆生を教え導くために魔事を行なっているのです。大迦葉さん、十方の無数の世界において、かの菩薩たちは乞食による求めを受けます。手足、あるいは耳鼻、あるいは血・筋・腱、あるいは骨・髓、あるいは眼、あるいは首・頭、あるいは支節、あるいは王位・国土、あるいは妻・息子・娘、あるいは男下僕・女下僕、あるいは軍馬・象・戦車・乗り物、あるいは金・摩尼珠・真珠・瑠璃・螺貝・碧玉・珊瑚・摩尼宝珠という宝石類を、あるいは食物・飲み物、あるいは衣服など、ありとあらゆるものを脅迫して求められるのです。
(<現代語で読む『梵文・維摩経』> 明日につづく)