「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
十二月一日(月曜日)
○
はや師走 猫静かなり 日向ぼこ けいこ
猫には師走も新年もないらしく、裏道の三兄弟は今日もころころ戯れ、公園の野良公は
日向を見つけて、うつらうつらしている。ニンゲンばかりあくせくあくせく...。
○
はや師走 毎年言うよ あのセリフ みどり
時間だけが過ぎ、進歩できない私です。明日の冠頭は「
ゆでたまご」 でお願い致します。
猫うらら ... 都内某所にて
猫の古名は「ねこま」。その語源には諸種あるようですが、①鼠子待ち(ねこまち):鼠を待ちかまえて捕る子の略、②寝小魔(ねこま):よく寝る小さな動物(魔は神でも人でもない生き物を意味する)、というのが分かりやすいですね。また、「猫」という漢字は「苗を荒らす鼠を捕まえて、苗の害をなくす獣」という意味だそうです。
(
写真はHP 「my 蝶あるばむ」 より)
連載『ヴィマラキールティの教え』(160)
第5章9節
(9) そこで、長老シャーリプトラ(舎利弗)はリッチャビのヴィマラキールティ(維摩)に次のように言いました。
「舎利弗さん、このように高くて、このように大きい、様々な幾千もの獅子座が、このように小さな家に入って、しかも、ヴァイシャーリーの大城を妨げず、この世界も、村も、町も、城市も、国土や王都も、四大州も、いささかも妨げず、天、龍、ヤクシャ、ガンダルヴァ、アスラ、ガルダ、キンナラ、マホーラガの住居も妨げず、[それらが]以前と変わらないように見えているのは、まことに不思議です。
(<現代語で読む『梵文・維摩経』> 明日につづく)
みなさま、はやくも師走です!
「ああ、いそがしい、いそがしい」 って
もう走りだした方もいらっしゃるのでは?
走って転ばないように、
気をつけていきましょうね!