「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
六月十一日(水曜日)
○
突然の 変化にいつも 揺れ動く けいこ
肝っ玉の小さい私はちょっとした変化にでも動揺してしまいます。臍下丹田を
鍛えなければ!
○
突然の 雨が二人の 縁結び みどり
私たちが若かった頃、「軒先の雨宿りが縁で」とか、「夏休みに帰省するときの鈍行列車で席
が向かいになったのが縁で」とかいうことで結ばれたカップルが周りにいたものです。今から
見るとロマンのあるいい時代だったと思います。明日の一句は「枝の先」 でお願いします。
馥郁たる香り ― 菩提樹が咲き始めました!
昨日、キャンパスには静かな香りが漂っていました。「ああ、きっと菩提樹の花が開き始めたに違いない」と思って、先週末の記事でご紹介した木の下に行き、梢を見上げると、確かに淡いクリーム色の花が見えていました。
これから日ごとに花数が増え、キャンパスは言いようのない芳香に包まれるのです。とても清浄な香りで、心が洗われるようです。
連載『ヴィマラキールティの教え』(49)
第3章16節
(16) 『大徳スブーティよ、①もしあなたが、食の平等性によって一切法の平等性を理解し、
一切法の平等性によって仏陀の法の平等性を理解するならば、そのときこそ、あなたはこの食を受けてください。
大徳スブーティよ、②もしあなたが貪・瞋・癡を断ずるのでもなく、貪・瞋・癡と一緒にいるのでもないならば、
③また、我見を壊せずして、一筋の道に随うならば、
④また、あなたにとって無明と存在への愛着が破壊されることがなく、しかも明と解脱が生じることもなければ、
⑤また、無間(業)の平等性によりあなたにとって三昧の解脱があるならば、[この食を受けてください。]
(<現代語で読む『梵文・維摩経』> 明日につづく)
*今日もまた、難しい用語が残ったままで、すみません (^^;。