「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
六月九日(月曜日)
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耳澄まし 呼吸の音を きいてみて けいこ
呼吸の音を集中して聴くって難しいです。自分自身を見つめられていないってことかなあ?
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耳澄まし 智恵子の足音 偲ぶ道 みどり
日暮里と西日暮里の間の道を歩くと、道灌山の近くに太平洋美術研究所があります。ここに
高村智恵子が通ったそうです。「東京には空がない...」 とつぶやきながら智恵子はこの道を
歩いたのでしょうか。明日は「できること」 でお願いします。
ネコの耳
ぴんと立ったネコの耳、見るからによく聞こえそうです。実際、ネコの聴力は犬より優れていて、あらゆる方向の音を聞き分け、音の出ている場所とそこまでの距離を把握できるといわれます。更に、反射した音まで正確に聞き分けることができるというから驚きます。
わが家の友、托鉢ネコの「
ミマちゃん」も、私がインターホンに答えている声をキャッチして、数軒先から飛んで来ることがあります。
連載『ヴィマラキールティの教え』(47)
第3章14節
(14) 世尊よ、私は[ヴィマラキールティの]このような法の説示を聞いて、その稀有なることに驚嘆し、すべての菩薩を礼拝いたします。
在家でありながらも、[彼には] このような弁才があります。 誰が無上の正しい覚りを求める心を起こさずにいられましょうか。
それ以来、私は[ヴィマラキールティの説いた] 誰でもが乗れる大きな乗リ物の教え(大乗)以外の「声聞乗」 あるいは「独覚乗」 に、人を導こうとしたことは一度もありません。
そういうわけで、世尊よ、私はかの善男子の病気見舞いに行くことはできません。
(<現代語で読む『梵文・維摩経』> 明日につづく)
今日から始まる一週間、どうかどうか安穏(あんのん)でありますように...