「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
五月十八日(
日曜日)
○
白と黒 バランスうまく ゴマと塩 けいこ
自分のやっている事に白か黒かをハッキリしたくて行き詰ま
るのが私の悪い癖です。ゴマ塩 のように、バランスをうまく
調整しなくちゃ。
○
白と黒 父と並べた 碁石かな みどり
目ぼしいものは何もない家でしたが、碁盤と碁石は本物の
立派なのがありました。碁盤は ジャンプ台にして遊んだりもしましたが、父はよく石を並べて
私たちと遊んでくれました。案外、子煩悩な父でした。明日は、「散歩道」 でお願いします。
のんびり... ゆっくり... さぁ、前へ♪
徳富蘆花は50歳になった時の随筆に、「人の寿命を百歳とするなら、自分は人生の峠へ来たわけだが、普通なら山道の峠へ登れば、それより下り坂であろうが、人生は峠を越えても、山また山で、終焉まで山坂道を登っていかねばならぬ」と書いています。一理あるなぁと思います。しかし、人生にはもとより、上るも下るもないのではないでしょうか。ひとあしひとあし、ただ前進あるのみ! 眼前に広がる景色を楽しんで、ひたすら前進!
また、
カフカは、「人間のもつ大罪は
せっかちである」と言っているそうです。我慢のなさ、堪え性のなさ、許す力のなさ... みんな
せっかちから来るのではないでしょうか。
せっかちにならず、山坂を楽しみながら、のんびり、ゆっくり、たくさん寄り道して、よそ見しながら行きましょう!
みなさま、新緑の美しい日曜日、どうぞすてきな時間をお過ごしください!