「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
十二月九日(
日曜日)
○霜だより 聞かず師走も半ば過ぐ みどり
初霜は年々遅くなっている。都市化によるヒートアイランド現象と地球温暖化の影響だとか。
今年もまだまだその気配さえない。
○霜だより 聞いただけで 縮こまる けいこ
寒さに弱いけいこはすでに湯たんぽのお世話になっています。明日の冠頭は「とりあえず」
でお願い致します。
冬の花 マーガレットアイビー
冬枯れの庭にぽっと明かりを灯してくれているこの花は
マーガレットアイビーです。アイビーの葉ですが、菊科。
11月から4月頃まで、淡い黄色の花を次々と咲かせる
ようで、花言葉は「変わらぬ想い」。
今年のお正月にほんの数センチの一茎でしたが、
どんどんツルを伸ばし、いつのまにかこんなに大きく
なりました。別名「クライミング・セネシオ」 というだけ
あります。日陰でもよく育ちます。
銀杏がようやく見頃に
これまた地球温暖化の影響なのか、紅葉シーズンは年々遅れる傾向にあるという。巣鴨界隈でも、銀杏がようやく見頃を迎えた。銀杏並木は黄金色に燃えている。はらはらと散る落ち葉は確かに、「金色(
こんじき)の小さき鳥の形」(与謝野晶子)をしている。
銀杏並木の学舎に学ぶ
晩学にして すぐ物忘れ別れ霜 池山 浩山人
晩学にして 不退轉達磨の忌 吉井 莫生
晩学にして 天金の書を曝す 橋本 正夫
晩学の 苦楽や天のからし種 平田 栄一
御身いま あでにうるわし老学徒 読み人不知