「五・七・五」の頭の五文字(冠頭・冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
九月三日(月曜日)
○
適当に 今日一日を頑張ろう けいこ
頑張ろうとするからコケるんですよねぇ。まあ適当にがんばりまする。
○
適当に その塩梅は無字無筆 みどり
言葉で言えない「匙加減」というのが難しいのです。老母(
はは)のレシピは適当満載!
昨日の毎日新聞「今週の本棚」で、養老先生が多田富雄著『寡黙なる巨人』を紹介していた。
脳梗塞で倒れた世界的な免疫研究者、多田先生が今、「リハビリテーション診療報酬改定」の反対運動に立ち上がっているという。リハビリが必要な病人を介護保険に丸投げすることには私も反対だ。病んでこそ生命感を回復し、希望をもってリハビリに励む病人もいるのだ。そういう病人を切り捨てないでほしい。願いを込めて、養老先生の文章の締めくくりをここに引用する。
..... 病は中立である。貴賎優劣を問わず人を襲う。優れた病人もいれば、そうでない病人もあろう。それは健常者も同じことである。その違いを見ず、病人という括りを作り、それを切る思想がなにを生み出すことやら。
ことばが話せず、ほとんど歩けもしない患者が生きている強い実感を持ち、生きている実感なんて、思ったこともないであろう人々が法や規則を作り、世間の状況を左右する。子どもは減り、自殺者は減らず、こんな奇妙な時代が、はたして史上にあっただろうか。.....
ワケあって、突如、「時を翔ける少女」に変身! 一気に9月5日まで、アップしま~す!