「五・七・五」の頭の五文字(冠頭・冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
八月十三日(月曜日)
○
海に来よ 吾子(あこ)帰らずや母の家 みどり
浜辺に腰をおろし、寄せては返す波の音を聞いていると、母に包まれる思いがする。
○
海に来よ 潮の香りに誘われて けいこ
昨日の夜は、湿気を含んだ風があり、寝苦しい一夜でした。なむ様はまるで 「たれぱんだ」
みたいになってます。明日の冠頭は「息抜きに」でお願い致します。
海よ、
僕らの使ふ文字では、
お前の中に母がゐる。
そして母よ、
仏蘭西人の言葉では、
あなたの中に海がある。
(三好達治「郷愁」より)
*
蛇足ながら.... 漢字では「海」の中に「母」、フランス語では「母(mère)」の中に「海(mer)」があります。
(
Photo by Masato in Tottori)
鳥取は、人が少なくて、困っているとか...。
しかしまぁ、なんて美しい海でしょう。
あまりの美しさが人を寄せ付けないのか、
人が少ないから美しさが保たれているのか。
これではまるでプライベート・ビーチです。
皆さん、どうぞ、一度は鳥取へ (^ー^)。
萬楽さんがコメントに書き込んでくださったコクトーの詩がとてもなつかしかったので、写真
一様追加し、その短い詩も加えさせていただきます。「言葉の海」 も広く大きく果てしがない...。
耳
ジャン・コクトー
私の耳は貝のから
海の響きをなつかしむ
(
堀口大学訳詩集「月下の一群」)