「五・七・五」の頭の五文字(冠頭・冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
六月二十日(水曜日)
○
枝の先 てんとう虫が飛び立った みどり
小さな赤いブローチのようなてんとう虫が、目にも止まらぬ早業で一瞬にして離陸する。
羽はどんなふうにたたまれているのでしょう? 不思議です。
○
枝の先 指の先まで気をめぐらす けいこ
「指先に目とセンサーをつけなさい」とよく言われますが、なかなか難しいです。
フランスを行脚中のケロさんが、毎日、
生のフランスを見せてくれています。
二、三日前にアップされたノートルダム寺院は、
初夏の日差しのなかでとても明るいです。
四半世紀前、私が見た聖堂は、晩秋の
曇り空の下で重苦しいほどに荘厳で、
いまにも「せむし男」が現われそうでした。
*「ノートルダムのせむし男」(1939年)は古い映画です。原作はヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』(1831年)。ノートルダム寺院に鐘を鳴らすことを無上の喜びとしているカシモドというせむし男が主人公。その男の容姿は、「神のいたずらでつくられた」といわれるほど醜くかった......。
久しぶりにDVDを借りてこようかな。
ケロさんからP.S. あのノートルダムは、ほんの一瞬の青空でした。一日中青空というのは、
残念ながら無いんです... 。昨夜も一時大雨でしたし (-_-)
2007.6.20 from Paris