2014年12月18日(木曜日)
海のあっちとこっちで「平和の俳句 」
海の向こうのMさんのコメントに、「平和の俳句」を作り始めているとあり、
生まれたての二句が添えられていて、うれしかった。同士を得た思い。
・音もなくしのびよるのか負の歴史
・人の世はいやだとはっきりいえてこそ
最初の句を読んで、「音なき音に耳を澄ましていなければ」と強く思った。
第二句については、全く同感です。「いやをいやと言えぬ世」については、
読みたい本を持っていただけで特高(特別高等警察)に引っ張られ痛い目に
遭ったと、亡父がよく言っていました。
わたしはちゃんと勉強をしたことがないので、川柳と俳句の区別もはっきり
しませんが、遊びで「五・七・五」をひねっていて感じたことがあります。
それは、
心のなかの思いを「五・七・五」にして外に出すことには
「カタルシス効果」があるらしい ということです。
「平和の俳句」を詠み合うことは、「平和の世を希求する」人の思いを一つにして、
それがささやかな「平和づくり」へと発展するのかもしれない。実現してほしい夢♡
「平和の俳句」についての「Q&A」のいくつかを参考まで。
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よくあるご質問□
Q.「平和の俳句」とは、どんな俳句ですか?
A.戦争体験を振り返った句、平和を願う気持ちを込めた句、日常のふとした瞬間に平和を感じた句など、「平和」につながっている俳句を私たちは「平和の俳句」と呼ぶことにしました。
Q.季語はなくてもかまいませんか?
A.はい、季語のない句でも大丈夫です。
Q.「よろしければ、句の背景にある思い、句に込めた思いなどをお書き添えください」とありますが、字数制限はありますか?
A.はがきの裏面や投稿フォームの枠内に納まる範囲でお書きください。
Q.投稿はいつまで受け付けますか?
A.2015年いっぱいを予定しています。終了する際に、あらためて告知します。
老木の若葉を抱(いだ)きて寝(い)ねもせず
「いのち」のめぐりは片時も休まない。すっかり葉を落としたあとも、
春に向かって「いのち」を育む木。みんな「いのち」があるから生きている。
そんな
「いのち」を守り尊ぶのが「平和」。「いのち」を奪うのが「戦争」。
星めぐりの歌(宮沢賢治)