2012年6月11日(月曜日)
鳥取からのフォトメール ― 大国主命ゆかりの神社
鳥取在住の特派員(愚弟)から、山陰らしい「日本むかしばなし」の世界が浮かんでくるような映像が届きました。
《
ミニレポート》
金、土、日と3連休になったので、サイクリングに行ってきた。うす曇で涼しい日だったので、サイクリングには最適だった。途中で売沼(めぬま)神社に寄ってきた。ちょっと読めないでしょう?
この神社は八上姫を祭っている古い神社です。 大国主命が因幡の海岸を通りかかり、白兎伝説が作られたけれど、あの時、彼は八上姫を娶りに行く途中だった。
治療を受けたウサギが「八上姫との結婚はうまく行くでしょう」と予言し、その通りになったので、ウサギは縁結びの神様になったとか。
兄たちが振られた八上姫を嫁にするために旅をしていると聞けば、命の恩人に対して「きっとうまく行きますよ」とおべんちゃらを言うのは当たり前なのに、縁結びの神様になるというのだから甘いと思わない!
ところで、それほど有名な八上姫を祭っていても、今はすっかり没落し、境内は狭いし、社務所にも人気が無いし、社殿はもともと粗末な上に相当傷んでいた。
鳥取は古い歴史を持っていても、現存する立派なものはないね。鳥取大学構内にも古墳があるけれど、それほどの規模じゃないし、大学も放置しているので学生も寄り付かない。
○古いものを大事にする風潮が日常の暮らしからだんだんなくなっていますね。
なんであれモノを大事にしなくなりました。人のいのちもとても粗末に扱われています。
あるものを大事に使う暮らしを取り戻したら、経済成長率は止まるかもしれませんが、
幸せ指数は伸びるのではないでしょうか。