2011年10月16日(日曜日)
札幌の時計台
クラス会の翌日、札幌に出て、中学時代の仲良し・智恵子ちゃんと50年ぶりの再会を果たしました。なんとも言えない感動に胸が詰まり、会ったとたん涙があふれました。50年分の出来事をそれぞれに語り合い、時間に追われて、再会を期して別れました。
一人になって、札幌駅前から道庁の庭を抜け、時計台までゆっくり歩きました。
札幌時計台は明治11年(1878年)10月に、札幌農学校(現・北海道大学)の演武場(農学校生徒の兵式訓練や体育の授業をするための建物)として建設されたそうです。これが当時の建物。
これが現在の時計台です。
時計台の中に入ると、1階は展示室になっていて、明治時代の札幌農学校の様子や、内村鑑三、新渡戸稲造といった農学校卒業生の名前が書かれたノートなどが展示されていました。
これが新渡戸稲造のノートです。とても几帳面で筆跡もきれいでした。
2階にある講堂に上ると、正面から見ると「日本三大がっかり名所」などと悪口を言われるほど小さい時計台が、意外に広いので驚きました。講堂には木のベンチがきれいに並び、ちょうど古い教会のようでした。講堂の正面に飾られた星形は北海道のシンボルとして良く使われる形です。
時計を動かしている仕掛けも見られました。
展示室を見て外に出ると、すっかり暗くなって、時計台はライトアップされていました。
94歳の歌姫田中稔子さんの「時計台の鐘」
*2011年7月16日アップロード。94歳の歌姫に励まされますね!