2011年6月16日(木曜日)
どうしたら救われるか
どこにも救いのないような、悲しいニュースが続いています。
「どんなことも受け止め方ひとつ」 がモットーの私でしたが、
そうもいかないことが続出です。
3.11以来、特に原発事故が深刻になって以来のこと。
ふと開いた坂村真民さんの詩集にこんな一篇がありました。
どうしたら救われるか
木に聞いてみた
木は答えてくれた
気を充実させることだと
こんどは石に聞いてみた
意志を強くすることだと言う
つぎに鳥たちに聞いてみた
鳥たちは異口同音に
すべてを任せることだと
これには深く感動した
ちょっとユーモアがあって、深く考えさせられる詩。私も続きを考えてみました。
ある夜、ゴキブリにも聞いてみた
「六感すべて研ぎ澄まし
決して魔の手に打たれぬことだ」 と言う
これには深く教えられた
ゴキブリだって一生けんめい
限りを尽くして生きている
無力無能の私だって
自分のいのちを生ききろう
屋久島 Photo Slideshow 池田綾子:「星降る森」