2011年6月11日(土曜日)
夢をかなえるゾウ
5月初旬に藤の花を見るために京成八幡へ行ったたとき、駅前のレストランにガネーシャが立って
いました。あまり立派だったので、写真に撮りました。
ガネーシャは人間の体にゾウの鼻、4本の腕を持ったインドの神様で、
財産や学問の神として大衆に信仰されています。インドでも、レストランや土産物店の入り口にガネーシャが立っていましたが、この京成八幡のガネーシャは本場インドのものにも負けない風格がありました。
ところで、このガネーシャが登場する小説が2008年上半期に82万部を売り上げ、ベストセラーになったのをご記憶でしょうか?
主人公は、「人生を変えよう」 として何かを始めるけど全部三日坊主に終わってしまうウダツのあがらないサラリーマン。ある夜、彼は泥酔したまま、インド旅行で買った置き物に「人生を変えたい」 と泣き叫ぶ。すると、次の朝、枕元に関西弁を話す謎の生物が。それは、置き物から化けて出てきた神様 ガネーシャだった。この神様は、彼の家にニートとして住みつき、ゲームをしては寝てるだけ。しかし、彼にこう言った。「今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する」 と。
彼は、ガネーシャに振り回されながらも、夢を実現するためにガネーシャの課題を行うことに
なる。...... だいたいこんなストーリーの小説というよりは自己啓発本でした。
3.11から3ヵ月が過ぎた今日、テレビに映し出される現地の様子は3ヵ月前とあまり変わって
いないように見えました。なんとかならないものだろうか...... と考えていたら、ふと、インド
の神様が思い浮かんだというわけです。
ガネーシャは「
障害を除去してくれる神様」 です。(↓ 写真:Wikipediaより)
今夜、このゾウの神様に、被災地の瓦礫除去の推進を祈りたいと思います。