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2011年4月27日(水曜日)
集合写真 ― はい、チーズ! 街路や公園のプランターに植えられたスミレが満開です。 みんな同じようでいて、それぞれどこか違っているスミレの花たち......。 それを眺めていたら、ふと、入学式や卒業式の集合写真を思い出しました。 「さぁ、みんな、こっち見て! はい!」 とカメラを向けると、 スミレたちは声をそろえて、「チーズ!」 とにっこりしてくれました。ほら、ねっ! ところで、写真を撮るときの決まりことば 「はい、チーズ!」 はいつ頃から始まったのかと、 ネットで由来を調べていたら、小さな物語に出会いました。どこかのチーズ会社が、ラジオの CMのために作ったお話だそうです。 《おはなし》 むかしむかし、中世ヨーロッパのとても平和なある国に、それはそれは美しい王女さまがいました。王女さまはきれいなだけではなく聡明で、誰に対しても思いやりと明るい笑顔で分け隔てなく接しているので、国中のみんなから好かれていました。 そんな折、王女さまが原因不明の病いにたおれてしまいました。どんどん具合が悪くなって、ついにはベッドから起き上がることさえできなくなってしまいました。あれほど美しかった王女さまの笑顔は消えてしまい、国中のみんなが悲しみにくれました。 「もう一度、王女さまの笑顔が見たい......」 ある貴族は甘いフルーツを、また、隣の国の王さまは大きな宝石を持ってお見舞いにやって来ました。でも、王女さまにこりともしませんでした。 魔法使いのおばあさんが、病気を治す魔法をかけました。それでも、やっぱり、ダメでした。 ほかに何人も何人も、国民のほとんどの人が、王女さまの笑顔を取り戻そうといろいろ試みましたが、ダメでした。国中が悲しみにつつまれました。 「もうダメだ......」 とみんながうなだれていたその時、一人の少女が王宮の中に入ってきました。見るからにみすぼらしい少女だったので、みんなはあまりいい顔をしませんでした。その少女は遠く離れた村から、ある物を持って、歩いてやって来たのです。彼女は王女様の前に立つと、こう言いました。 「王女さま、元気を出してください。私の村でつくったプレゼントをお持ちしました。チーズです」 少女はとても貧しくて、特別な食べ物や宝石は買えませんでした。でも、「なんとか王女さまを元気づけたい。私にできることは何だろう」 と、一生けんめい考えました。そして、村のチーズをプレゼントしようと思いつき、何日もかけて歩いてやって来たのです。 それを知ってか知らずか、チーズをプレゼントされた王女さまは、 「ありがとう」 といって、ニッコリしました。 国中のみんなは王女さまの笑顔が戻ったことを喜び、再びもとの明るい国に戻ったのでした。 それ以来、 ニッコリ笑う魔法の言葉として、 「チーズ」 が使われるようになったとさ! わたしと小鳥とすずと 金子 みすゞ わたしが両手をひろげても、 お空はちっともとべないが、 とべる小鳥はわたしのように、 地面(じべた)をはやくは走れない。 わたしがからだをゆすっても、 きれいな音はでないけど、 あの鳴るすずはわたしのように たくさんのうたは知らないよ。 すずと、小鳥と、それからわたし、 みんなちがって、みんないい。 私と小鳥とすずと * こんな他愛のない話を毎日つづりながら、それが許されていることの不思議と 重さを感じています。 チェルノブイリでも、福島でも、「他愛のないこと、なんでもない 日常」 を奪われました。奪ったのは人です。返すことができるのも、その人の手です。
by vimalakirti
| 2011-04-27 11:40
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