「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
十二月二十七日(
土曜日)
○
凛々と 冬連れ立って 歩み来る みどり
裸木のすっきりした姿、いいですねぇ。ニンゲンも不要な
「言の葉」 を落とし、不言実行でいきたいもの、と自らに
言い聞かせております。
○
凛々と 年を重ねて いけたらな けいこ
寒いのが苦手なけいことなむは、コタツでぬくぬく生きて
います。
明日の冠頭は「
小雪舞う」 でお願い致します。
心の補助犬
片付けものをしながらテレビを見ていたら、NHK・BSの「ニューヨーク街物語」《心の補助犬に救われて》が再放送された。
心の補助犬とは、比喩的な表現ではなく、実際に精神的な障害がある人の生活をサポートするように訓練された犬で、正式名称は精神科サービスドッグ(
psychic service dog )という。
精神的な障害による症状は人によって全く違うので(
totally, totally, totally different)、個々のユーザーに対して一頭ずつ全く異なったトレーニングが必要だという。
例えば、対人恐怖症のある人には、常に他人との間に体を入れて不安感を和らげる。パニック障害の発作を起こす恐れのある人には、ぴったりと寄り添い安心を与え、万が一発作を起こしたときは、ヒザの上にのってじっと目を見つめて落ちつくように力づける。また、絶えず髪の毛を抜くという自傷行為のある人には、手が頭に行ったらすぐに前脚でトントンと注意を促す。という具合に、ユーザーの症状に合わせて、それぞれに異なった独自の訓練を受けている。
最近、イラン・イラクからの帰還兵がこれら補助犬のユーザーに加わっているという。
現在、アメリカではおよそ5000頭の心の補助犬が活躍しているという。
心を病む人の増加に応じて生まれた補助犬、「日本でもこうした制度が充実してくれることを望む...」 という声も聞こえてきそうだが、私は
「
人間同士が補助犬の役をこなせる社会」 の実現を願わずにはいられない。
今年最後の週末...
Have a nice weekend!