「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
十二月十八日(木曜日)
○
もうすぐに 年が明けて 本番だ けいこ
国家試験まであと少し、ちょいと息切れ気味のけいこです。
○
もうすぐに トンネルを出る 明かり差す みどり
そう信じて、頑張ろうではありませんか。命あっての物種! 簡単に捨てちゃあ、いけません!
明日は、「
応援歌」 で一句、お願いします。
CIAを知っていますか?
機密解除文書5万点を使って書かれた、「噂・伝聞一切なし」 という驚くべきドキュメンタリーが先ごろ、文芸春秋社から出版された (『
CIA秘録 ― その誕生から今日まで(上・下)』、藤田博司/山田侑平/佐藤信行:訳)。諜報機関を20年以上にわたって取材した調査報道記者、ティム・ワイナーが、文字通りその誕生から今日に至るまでのCIAの姿を、情報源をすべて明らかにして描いた衝撃の書であり、まさに 「秘録」 というにふさわしい。政治には疎い私もつい引き込まれて読了した。我々の世代にとって、
CIAや
KGBは美人スパイや、どんでん返しに次ぐどんでん返しというスリリングなサスペンス小説の異名だったと言って過言ではない。冬の夜長、コタツでサスペンスの裏側をのぞいてみるのも一興か。
連載『ヴィマラキールティの教え』(173)
第7章1節(その2)
[菩薩が仏の法に通達する道とは…]
8)瞋恚の道を行こうとも、あらゆる衆生に対して、害意をもたない。
9)愚痴の道を行こうとも、あらゆる存在に関して、智慧で追求する心をもっている。
10)慳貪の道を行こうとも、内外のあらゆるものを投げ打って、身命を惜しまない。
11)悪戒の道を行こうとも、あらゆる戒を学び、頭陀行の徳を身に付け、厳しい節制を守り、微塵ほどの非難をも懼れている。
12)害心と悪意と瞋恚の道を行こうとも、好意的であり、究極的には害する心をもたない。
13)怠け者の道を行こうとも、あらゆる善根を追求することに熱心で、休むことなく精進する。
14)錯乱した感覚の道を行こうとも、禅定が乱れず、本性を保っている。
15)悪慧の道を行こうとも、あらゆる世間・出世間の論書に精通しており、般若波羅蜜の道を踏み行なう。
(<現代語で読む『梵文・維摩経』> 明日につづく)