「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
六月二十九日(
日曜日)
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変わらずに 夢をつなげる 難しさ けいこ
夢や感謝の気持ちを変わらずに持ち続けるって難しいです。
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変わらずに 山ほととぎす 初鰹 みどり
季節ごとに巡ってくる変化――恵み豊かな国土だなぁと改めて感謝しています。とはいうもの
の、わが家はまだ初鰹を試していません。じきに「戻り鰹」 になっちゃいますね(^^;。
明日は「草の花」 で一句、お願いします。
茗荷と天才バカボン
茗荷が店先に並ぶ季節です。「茗荷を食べると、ひどく物忘れするようになる」 という言い伝えから思い出す、仏弟子のお話があります。
周梨槃特 (しゅりはんどく:サンスクリット原語ではチューダパンダカ) は非常に物覚えが悪く、自分の名前さえ忘れるので名前の札を首から下げていたとか、死ぬまで名前を覚えられなかったとか、さまざまに伝えられています。
しかし彼は、釈尊に教えられた短い言葉
「塵を払い垢を除け」 を来る日も来る日も一心に称え行じ、ついには覚りがひらけたそうです。彼の死後、墓に見慣れない植物が生え、人はそれを茗荷[名を荷(にな)う] と呼んだとか...。
なんと、赤塚不二夫の『天才バカボン』に登場する「レレレのおじさん」(いつも道を掃除をしていて、人が通るたびに、「お出かけですか~」 と声をかける)は周梨槃特がモデルなんだそうです。