「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
一月四日(金曜日)
○笑おうよ たまには寄席の木戸くぐり みどり
「笑いは百薬の長」(Laughter is the best medicine)です。誰にでも効いて副作用もな
い、それが笑いです。更に笑いには税金もかからず、何よりタダなんですよね。これを活用し
ない手はないでしょう。
○笑おうよ 尖った心が まん丸に けいこ
心を丸くしようと思って磨いていたら、丸くなるどころかすり減っちゃいました! なかなか自分
の心のメンテナンスもうまくできないけいこでやんす。明日の冠頭は「休み明け」 でお願い致し
ます!
なんだって 笑い飛ばせば こわくない
「年の招く 超健忘の今日なれど 短歌を趣味に 惚け通せんぼ」の精神で、自らの老いを三十一文字(
みそひともじ)で笑い飛ばした林あや子さんの『老楽笑歌(
おいらくしょうか)』(保健同人社、2003年)は、副題に「みんなも笑おう300首」とあるとおり笑い満載です。その中から笑いに関連する数種をご紹介したいと思います。
▼ 笑おうよ 「笑う脳には福来る」
精神科医の うれしいことば
▼ お笑いは 脳を活性させるという
痛い辛いも 笑いとばそう
▼ 喜劇観て 笑うひと時千金に
まさる活力 老いを蹴とばす
この本に挿絵を描いているサトウ・サンペイさんの歌も面白い。
▼ 物捜し 何を捜して いたのやら
何はともあれ 千歩あゆめり
「ワーハッハッハ」 と可笑しくなくても笑っていると元気になれるという「スマイル・セラピー(Smile Therapy)」 なんてものもあるくらいです。笑ってみて、損はないらしいですよ(^ー^)。