「五・七・五」の頭の五文字(冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
十二月二十日(木曜日)
○目を閉じて 歩いてみたら 怖かった けいこ
目を閉じて歩いてみたら、平衡感覚がなくなって怖かったです。我がマラソンの師匠はスゴイ
なぁ~って改めて感じた年の瀬です。発見スマイルぅ。
○目を閉じて ようやく見える ものがある みどり
大切なものは目に見えない、そして、耳に聞こえない。だから、ときどきは目を閉じ、耳を塞い
で、じっとしていたらいい。
人間に与える詩 山村暮鳥
そこに太い根がある
これを忘れているからいけないのだ
腕のような枝をひき裂き
葉っぱをふきちらし
がんじょうな幹をへし曲げるような大風のときですら
まっ暗な地べたの下で
ぐっとふんばっている根があると思えばなんでもないのだ
それでいいのだ
そこにこの壮麗がある
樹木をみろ
大木をみろ
このどっしりしたところはどうだ (「風は草木にささやいた」より)
○あゝ、ぐっと踏ん張る根、太い根をもった樹木のようになりたい。その憧れを抱き続けて
何十年になるだろう。今なお根無し草のごとき私のまま、今年も暮れるなぁ...。
(
写真は佐渡市・法乗坊のエドヒガン;HP「巨樹拝見」より)