「五・七・五」の頭の五文字(冠頭・冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
十月十六日(火曜日)
○刈り入れた 感謝・感激・雨霰(
あめあられ) みどり
稲刈りはもちろんのこと、どんな小さなことも、「刈り入れ」を迎えるには幾つもの条件が揃わ
なければなりません。如何にささやかでも、実りが得られたら感謝・感激です。
○刈り入れた 稲たち見つめ 安心す けいこ
そのとしの気候によって出来高が左右される農業って、自然を相手にするんだから大変な
仕事ですね。明日の冠頭は「寒い朝」でお願い致します。
実りの秋
昨日の昼下がり、母との車椅子散歩の帰り道、地蔵堂の前を通ると、かわいいお供えが目に止まった。葉っぱのお皿に、柿とドングリと栗が一つずつ。どこのどなたのお供えかしら。
夜、同じ道を歩いていると、肩にコツンコツンと当たるものがあった。風に揺られて落ちてきたドングリだった。足元には踏まれて砕けた実がたくさん転がっている。「あゝ、この木々の間にリスを放したらどうだろう...」。毎年、秋になると浮かぶ絵空事...。