「五・七・五」の頭の五文字(冠頭・冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
九月二十五日(火曜日)
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全力で 当たっていけば 悔いはなし けいこ
今日がテスト最終日 ! 特大の気合いの入ったママパワーお願い致します!
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全力で 露のいのちを 駈け抜ける みどり
人のいのちは夢まぼろしの如く儚(はかな)いもの。草露ほどのその短い一生を、それぞれに
一所懸命、走る、はしる、ハシル。
早朝、雨が降ったのかと思うほど濡れていた叢(くさむら)も、午前九時頃には光る珠(たま)が数えられるほどになり(写真左)、お昼にはもうすっかり乾いてしまう(写真右下)。
人の一生の短さはその草の露にも及ばない。しかし、セネカは「
良く生きれば人生は十分に長い」という。
セネカのことば: われわれは短い人生を受けているのではなく、われわれがそれを短くしているのである。われわれは人生に不足しているのではなく濫費しているのである。たとえば莫大な王者のごとき財産でも、悪い持ち主の所有に帰したときには、瞬く間に雲散してしまうが、たとえ並みの財産でも善い管理者に委ねられれば、使い方によって増加する。それと同じように、われわれの一生も上手に按配するものには、著しく広がるものである。 (セネカ著/茂手木元蔵訳 『人生の短さについて』、岩波文庫)