「五・七・五」の頭の五文字(冠頭・冠題)を交代で出し合って、毎日、一句の交流です。
七月三十一日(火曜日)
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にわか雨 天の気まぐれ術もなく けいこ
ちょっと散歩に出た時、にわか雨に遭いました。もうずぶ濡れ! 最近、こちらは雷を伴った
にわか雨が多いです。
○
にわか雨 軒先借りて花見かな みどり
小さなお寺のお堂の軒先での雨宿り。ほどよく寂れたその庭には、女郎花やミソハギが何心
なく風に揺れていて風情がありました。
女郎花といえば秋の七草。梅雨が明けるのなんのと人間どもが騒いでいる間に、秋はもうそこまで来ていたのですね。 「秋来ぬと目にはさやかに見えねども...」 とはよく言ったものです。
最近知った「秋の七草」 の覚え方を一つ、二つご紹介しましょう。
お(女郎花)
す(薄)
き(桔梗)
な(撫子)
ふ(藤袴)
く(葛)
は(萩)。
ハ(萩)
ス(薄)
キー(桔梗)
な(撫子)
ク(葛)
フ(藤袴)
王(女郎花)。
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おまけ> かの山上憶良が秋の七草を詠んだ歌が 「万葉集」 に収められています。
萩の花 尾花葛花 なでしこが花 をみなへし また藤袴 朝顔が花
*蛇足ながら、尾花は薄(ススキ)、朝顔はキキョウです。