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2014年10月4日(土曜日)
たいせつなもの 今日も蒸し暑い一日でしたが、気分はやはり秋です。 このところ、秋の夜長の気分に促されて、夜な夜な片づけものをしています。 昨夜は亡き母の引き出しを整理しました。ハンカチやスカーフがきちんと並べてとってあるのですが、母が気に入ってよく使っていたもの以外は町内のフリーマーケットに提供することにしたのです。 引き出しの奥の方から古めかしい紙包みが出てきました。それをほどくと、今度は色あせた布に包まれていて、それをほどくと半紙を折りたたんだようなものが入っていて、そのすすけたような紙の表に「へその緒」と墨書されていました。裏を返すと、わたしたち姉弟の名前がそれぞれに書かれていました。 そういえば昔見せてもらったことがあったと、そのときのことが思い出されました。 「乾燥したアサリの身みたい」と思ったあの「わたしのへその緒」はずっと大事に引き出しの奥で眠っていたのです。いまどうなっているのか開いて見る勇気がわかず、包み直してまた引き出しの奥にしまいました。 思えば、今日わたしがここにこうしていられるのもこの「へその緒」のお陰です。 母はどんな思いで引き出しに大切にしまっていてくれたのでしょう。 へその緒 6年 杉野美樹 私が6年になったとき、お母さんが 「あなたにとって とっても大切なものを見せてあげる」 そういって引き出しの中から小さな箱をだした。 ふたを開けてみると ブタのしっぽみたいな物がはいってた。 「これ 何?」 「あなたの ヘソの緒」 「えっ わたしの! ヘソの緒!」 私はとてもびっくりしました。 お母さんは 「乾いてしまって小さくなったけどあなたと私は、 このヘソの緒でむすびついていたのよ!」 と教えてくれた。 私がまだお母さんのおなかん中にいるとき このヘソの緒をとおして 栄養分や酸素をもらってたんですって。 そんなこと信じられないくらい 小さく乾いているヘソの緒! このヘソの緒で 私とお母さんは結ばれてたんだ。 それで私は生きてたんだ。 このヘソの緒がなかったら 私は生きていられなかったのだ。 そう思ったら これはとっても大切なものなんだと思われてきた。 「ヘソの緒とっておいてくれてありがとう お母さん!」 私はそういった。 (無着成恭編『ヘソの詩』より) 懐かしきケンタッキーのわが家(デューク&宗次郎)
by vimalakirti
| 2014-10-04 19:13
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