2014年8月1日(金曜日)
永井隆(1908-1951)原子爆弾被爆の長崎医科大学放射線専門医
今日から8月。平和を祈る月です。
「戦争を知らない子どもたち」の先頭を生きてきた世代だけれど、
わたしは戦争をよく知っています。戦争はぜったいにいやです!
日本の夏・八月は
六と九で十五だ
忘れない広島・長崎・終戦の貴重な体験 —— ながい まこと
「ながい まこと」は永井博士の長男・誠一(まこと)さんのことです。
わたしが永井博士を知ったのは中学生の頃。アンネに出会ったのと同じ時期。
中学生のわたしは、戦争の悲惨さ、恐ろしさ、とりわけ原爆の恐怖に震えました。
永井隆博士は被爆後、亡くなるまでの間、「如己堂」の病床で、祈るごとくに
次々と本を世に送り出されました。
いま、わたしの手元にある博士の本です。一昨年、長崎の「如己堂」を訪ねたときに、
その裏にあった「永井隆記念館」で購入したものです。
*『ロザリオの鎖』はこちらで全文お読みになれます。
如己堂はほんとうに畳二枚の小さなお家でした。
永井博士はそこに敷かれた布団に仰臥して、平和を祈り、
平和の尊さを訴える書物を力尽きるまで著されました。
「如己堂」で大勢の訪問客とも会われました。
ヘレン・ケラーとの対面は世界中に報じられ、当時の人々の感動を誘いました。
もう知る人が少なくなりました。ヘレン・ケラーも偉大な人でしたね。