2014年6月3日(火曜日)
福島原発事故 - 高濃度の放射能を含む黒い粉末を東京で発見
(Deutsche Wirtschafts Nachrichten, 2014年4月2日)
ドイツの物理学者
セバスチアン・プフルークバイル博士が、福島事故後の日本を調査して警告を発していると「
たんぽぽ舎のメルマガ」で知りました。
調査の結果、博士は
首都東京で今まで一度も見たこともない現象に出会った。
道路上に、メルトダウンによって発生したと考えられる放射性のダストを発見したのだ。 といいます。
さっそく、
Deutsche Wirtschafts Nachrichten, 2014年4月2日を見てきました。
皆さんもぜひレポート(日本語)を読んでみてください。
日本国内で報じられている以上に由々しき事態になっているのは間違いないと思います。
なお、プフルークバイル博士がどのような方か、記事からの引用でご紹介します。
セバスチアン・プフルークバイル博士は、ドイツ放射線防護協会会長。東西の壁崩壊前は、ベルリン・ブッフの東ドイツ科学アカデミー心血管系中央研究所で医学物理学者として働き、原子力エネルギー使用に関連する問題、特にソビエト・ドイツの鉱山会社ヴィスムート社によるウラン採掘に際する放射線を原因とする健康被害について、自主的な研究を行なっていた。旧東ドイツの市民運動ノイエス・フォールム創設者の一人であり、ベルリンや中央円卓会議に広報担当者として出席した。1990年にはモドロウ暫定政権の無任所相に任命され、在職中は、東ドイツ内の原発をすべて即時停止させるために活躍した。その後は1995年までベルリン市議会議員を務めた。
2012年、Nuclear-Free Future Award賞を受賞。
日本にもかつて重大な警告を発し続けていた物理学者がいました。
市民目線で反原発に徹した科学者 高木仁三郎さんです。
彼は1997年、第二のノーベル賞といわれる「ライト・ライブルフッド賞」を授与された世界が認める優秀な科学者でした。
「
フクシマ被曝という惨事を予告していた」数少ない反骨の科学者でした。
「
真理を探求するとともに平安と環境を汚さない科学」を追い求めた
高木仁三郎という科学者の存在を、わたしたちは忘れてはならないと思います。
そして今、プフルークバイル博士の言葉に真摯に耳を傾けるべきだと思います。
反原発のカリスマ市民科学者〜 高木仁三郎