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2014年5月8日(木曜日)
シロツメクサの思い出 毎年、蓮の花の観察をしている小さな池の 端のシロツメクサが、今年はずいぶん広がって、ふるさと函館で子どもの頃に遊んだ原っぱの光景を思い出させてくれます。 シロツメクサでは実にいろいろなことをして遊びました。花の冠や腕輪を作ったり、ときにはみんなで長く編んで、縄跳びの綱にしたこともあります。飼っていたウサギに食べさせるためには鎌を使って刈りました、ウサギは喜んで食べました。 ウサギだけでなく、わたしたちも、おままごとではいろいろなごちそうにして「食べました」。花のままこんもりお皿に盛ったり、ばらばらにしてお米のようにお椀に盛ったり、ときどきは花を摘んで蜜を吸ったりもしました。 思春期になると、シロツメクサの原っぱや土手に腰を下ろして、分かりもしないのに難しい本を読んで、青臭い悩みを悩んでいました。人はどこから来て、どこへ行くのだろう... なんて。 高校生のとき、音楽の先生が「四つ葉のクローバー」という美しい歌を教えてくださいました。好きでよく歌っていたのですが、半世紀近く経って記憶が怪しくなり、改めて調べてみました。みなさんはお聞きになったことおありでしょうか? 四つ葉のクローバ うららに照る 日影に 百千(ももち)の花 ほほえむ 人知らぬ 里に生ふる 四つ葉の クローバ 三つの葉は 希望 信仰 愛情のしるし 残る一葉は 幸福(さち) もとめよ 疾(と)くその葉 希望深く 信仰固く 愛情厚くあれ やがて汝(なれ)も 摘みてとらん 四葉の クローバ 四つ葉のクローバー *昭和戦前期の日本で、女学生などに愛唱されていた歌曲。表記には揺れがあり、「四つ葉」は「四葉」、「四ッ葉」、「クローバー」は「クローバ」、「クローヴァ」、「クローヴァー」と記されることがある。アメリカ合衆国の詩人エラ・ヒギンソン (Ella Higginson, 1862-1940) の詩 “Four-Leaf Clover”を日本語に意訳した歌詞に、1909年から1912年まで東京音楽学校(東京藝術大学音楽学部の前身)の音楽教師であった米国人ルドルフ・エルネスト・ロイテル (Rudolph Ernest Reuter)が作曲した旋律がつけられて広まり、二葉あき子、関屋敏子らのレコードが制作され、また、当時出版されていた歌唱曲集に採録された。
by vimalakirti
| 2014-05-09 00:03
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