2012年5月5日(土曜日)
センチメンタル・ジャーニー: 長崎レポート(その9)
緑陰の爆心地を後に、川沿いの道を辿って浦上天主堂へ向かいました。
写真では捉えられませんでしたが、空中にタンポポの綿毛が雪の精のように舞っていました。
天主堂へはさほど迷わずに行けました。
天主堂の門を入り、ちょっと急な坂を登って辿り着いた「再建された明るい聖堂」の正面です。
この日はかなり日差しも強く汗ばむ
ほどでした。帽子を目深にかぶり、大きな黒リュックを背負ったこの姿、いかにも昔のカニ族の残党ですね。
聖堂の中は撮影禁止でした。
外には惨劇を伝える痛々しい像が立ち並んでいます。
彼らは無言のうちに多くを語りかけているように思えてなりません。耳を澄まして聞いてみましょう。