2012年1月28日(土曜日)
「腹八分目で長寿」サルの実験で証明
日本には昔から「
腹八分で医者いらず」などという諺もあるくらいで、特に目新しいことではないのですが、それが実験で科学的に証明されたそうです(1月28日付け東京新聞「この人」)。
米ウィスコンシン大学の
リチャード・ウェインドルック教授(61)は、カロリー制限で寿命が延びることをサルの実験で証明し、老年医学の分野で世界的に有名になった人。
同教授の実験では、「摂取カロリーを3割減らしたサルと、減らさなかったサルを長期間飼育して調べた」ところ、その結果は「
加齢が原因で死んだサルの数が、カロリー制限したグループはしないグループの三分の一」と、有意の差が見られたそうです。
腹八分が健康長寿に結び付く理由としては、①細胞の中でエネルギーを作り出すミトコンドリアの働きが変化する、②カロリー制限によって、病気の原因になる炎症が抑制される、というようなことが考えられているようです。
下の写真はわが友人の4匹のニャンコのうちの2匹です。左側の仙人のような風格のあるのが
長老のチャメちゃんで、
人間の年齢でいうと96歳くらいだそうです。
初老に入る頃から食べる
量が少なくなったそうです。とてもお年には見えない若さはやはり「腹八分」のお陰でしょうか。
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」第2楽章 - Wilhelm Kempff