2011年8月26日(金曜日)
「妊婦さんには席を譲る」 という当たり前のことから始めましょう!
今日、ちびっ子とちびっ子のママと三人で電車に乗りました。
ママは臨月に入っていて、L玉スイカを一個お腹に抱いたような格好です。誰の目にも妊婦さんと分かることは間違いありません。
電車に乗ったとき、席は埋まっていました。どこか一つ譲ってもらいたいと、私はすぐに辺りを見回しました。でも、声をかけられそうな雰囲気の人はいませんでした。幸い、一駅だけでしたから、黙っていましたが、「都会人の冷たい反応」 にびっくり仰天でした!
私は思わずちびっ子ママに「ひどいねぇ、まったく!」 と耳打ちしました。すると、彼女は「いえ、こんなもんですよ。案外、知らんぷりの人が多いです」 と驚くふうもなく言いました。
やれ、ボランティアだ、福祉だという大げさなことではなく、
すぐ身近なところからの助け合いが基本なのだと思います。
本来、電車に「優先席」 があることが変です。
どの席も「困っている人・弱い人」のためにあって当たり前です。
そういえば、「
無財の七施」 (地位や財産がなくても、誰もがいつでも容易にできる人のためになる行為)のなかに、「牀座施(しょうざせ)」といって、たとえば「自分が疲れていても電車の中で喜んで席を譲る行為」 がありました。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」ではありませんが、電車のなかで席を譲っておくと、地獄に落ちたとき、
きらきら光る蜘蛛の糸を下ろしてもらえるかもしれませんよ~ (^ー^)
沖縄の癒し音楽 てぃんさぐの花