2011年8月16日(火曜日)
駒込妙義山子育て地蔵尊
さぁ、お盆休みも終わって、今年も残り三分の一となりました。
数日前のことですが、ちょっと用事があって、駒込まで行きました。
JR山手線の駒込駅で下車し、本郷通りを古河庭園のほうに向かって山手線上の駒込橋を渡ると緩やかな下り坂になります。「妙義坂」です。坂を下って100mほど歩くと左手に「創業寛永7年」と看板に書かれた「千鳥屋」があります。創業以来400年近く和菓子一筋の老舗です。
その千鳥屋よりさらに坂を下った右手に、あまり人が気にかけないお堂があり、それが「妙義坂子育て地蔵尊」です。「創建年は不詳だが、城官寺(北区上中里)の境外地蔵として祀られた」といわれているようですが、「寛文8年(1668)に駒込の今井家が子孫繁栄を願って祀ったのが始まり」とも伝えられているそうです。
堂内の中央に、赤い帽子とよだれ
掛けをつけて立っておられるのが
「子育て地蔵尊」です。
お地蔵様の右手に片膝を立てて
坐っておられるのは観音様。
そして、左手には二人の童子像。
セーラー服のリボンが見えますが、これは交通事故にあった二人の
童女を供養するために立てられた
そうです。
3.11以後、フクシマの子どもの健康問題が大いに心配されています。
郡山に住む元小学校教師の友人が「8月中に大勢の子どもたちが転校していく」 と
沈んだ声で伝えてきました。二学期から新しい学校に入るためです。
駒込の子育て地蔵さま、フクシマの子どもたちはもちろん、日本中の、
そして世界中の子どもたちが幸せに暮らせますように、どうぞお守りください。