2010年11月26日(金曜日)
「切羽詰まる」 とは?
どうにもこうにも動きがとれないことや、行き詰ったことを「
にっちもさっちもいかない」 とか 「
せっぱつまる」 とかいいますね。なんとなく意味はわかるのですが、どういうことだったの
だろうと気になり、調べてみました。
①「にっちもさっちもいかない」=「二進も三進もいかない」
「二進」 というのは、ソロバンの言葉で 「2÷2」 のこと。三進は 「3÷3」 で、どちらもちゃんと割り切れる。「ちゃんと割り切れる」 は、「商売がうまくいっていること」 で、「にっちもさっちもいく」 とはいい意味。これに否定の「いかない」 が付いて、「商売が上手くいかないこと」 を意味し、やがて、「物事が上手くいかないこと全般」 を指すようになった。
②「せっぱつまる」=「切羽詰まる」
「切羽」 とは、刀の鍔(つば)の両面の、柄(つか)と鞘とに当たる部分に添える、薄い長円形の金具のこと。その中ほどに、刀身を貫く穴がある。この切羽が詰まると、刀が抜けなくなって、どうにもこうにも仕様がなくなる。
みなさんの日常が、 切羽詰まらず、二進も三進もいく、日々でありますように!
Enya "Angels"(エンヤ:天使)