2010年9月23日(木曜日)
那須の殺生石
京都に行っている間に、「那須で面白い石を見たよ」 というフォトメールが届いていました。
那須の史跡 「殺生石」 を見てきました。がらがらとした石の山ですが、どうしてこんな名前がついたかというと、「九尾の狐の妖怪が化けた石で、近づく者に毒気を出して命を奪った」 という伝説によるそうです。
そして、その伝説の結末はというと、「陰陽師によって正体を見破られ、日蓮によって退治されましたとさ」 ということで、要は、硫化ガスが噴出する場所です。
この史跡の入り口にある石像群の写真を見てください。一心に拝む姿を強調するために、合わせた両手が特別大きく作られています。その大きな手がかえって可愛らしく感じられます。
○地域の伝説は、ちょっとあり得ないような話であっても、現実を映しているものなのですね。私が毎日駅まで通う道にも「首切り地蔵」が立っています。今度、詳しい言い伝えを調べてみたいと思います。皆さんのご近所にも珍しい言い伝えがありませんか?
エデンの東(1955年)