2010年8月20日(金曜日)
カモフラージュ ― 枝かと思ったら?!
プランターの端っこの木の枝だとばかり思って、思わず手を触れそうになり、「
ぎゃ~」と声をあげてしまいました。こやつ、何者でしょう?
ネットで調べてみたところ、どうもシャクガ科の蛾の幼虫で、俗に「
シャクトリムシ(尺取虫)」 と呼ばれる仲間らしいです。
この仲間は、腹部の疣足が退化して、体の前と後の2箇所にしか足がないので、体を伸ばして前の足を運んだら、次は体をぎゅっと縮めて後ろの足を引き寄せる。 その姿がちょうど寸法を測っているように見えるので「
尺取虫」 と呼ばれるようになったとか。
この写真のように木にそっくりになるのは、エダシャクと呼ばれる仲間だそうです。昔、農夫が木の枝と間違えてお茶の入った土瓶を引っ掛けたら落ちて割れてしまったことから、「
ドビンワリ(土瓶割り)」 「
ドビンオトシ(土瓶落とし)」 とも呼ばれるそうです。エダシャク類は数種類(300種類以上)いるそうです。あまり憎めない、面白い奴とお思いでしょうが、いちおう庭木の葉などを食べる害虫だそうです。
Concierto de violin Paganini