2010年8月11日(水曜日)
松戸宿坂川献灯まつり ― ふうの介パパからのフォトメール
松戸は、旧水戸街道の通り道で、江戸川が近くを流れていることから、江戸時代には水運と宿場で栄えたそうです。街道に面して立つお寺の一軒、松龍寺境内に立つ「すくも塚観音」は江戸の人々の信仰を集め、「四万六千日」の縁日には「とうもろこし市」が立って賑わったそうです。
それが現代まで伝えられ、5年程前から「
松戸宿坂川献灯まつり」 と称し、地域おこしの一環として行なわれようになりました。
私は、一度水に浮かぶ灯篭の流れを見たいものだと思いながら、まだ行ったことがありませんでしたが、昨日の夜、ふうの介さんから、「行ってきましたよ~!」 とフォトメールが届きました。
大量のトウモロコシが、その場で皮をむかれ茹でられ、焼きトウモロコシになって販売され
ていました。川沿いのせいか、涼しい風が吹き抜けて、灯篭の灯火や献灯の明かりで夏の
お祭りの情緒満点でした。まだ灯篭も少ない時間のものですが、写真を一枚添付します。
オカメインコの風のふうの介より
夜が更けるにつれて灯篭はほんとうに幻想的になるようです。
肝心の観音さまのお姿は見えませんが、松龍寺の境内に灯された灯篭もこんな感じに(↓)
なお、「四万六千日」の由来について、浅草寺の
HPの記事によると―
観音様のご縁日は毎月「18日」と伝承されてきたが、これとは別に室町時代以降に「欲日(功徳日)」と呼ばれる縁日が新たに加えられてきた。
この日に参拝すれば、百日分、千日分の参拝に相当するご利益(功徳)が得られると信仰されてきたもの。 なかでも7月10日の功徳日は、そのご利益が千日分と最も多く、「千日詣で」 と呼ばれていた。
浅草寺では、享保年間(1716~1736年) 頃より、 「四万六千日」と呼ばれるようになり、そのご利益も四万六千日分に相当するといわれるようになった。
ただ、日数は寺院によって 「十万七千日」、「九万九千日」とさまざまで、定説はない。