2010年7月1日(木曜日)
坂東先生の教え ― 理想のお母さん(その2)
人は他者に対して、100人のうち94人は知(頭)で反応し、情(こころ)で応ずる人は6人に満たないという心理学上の統計があるそうです。
昨日ご紹介した坂東先生は、「お母さんは子どものことばに、こころで応えてください」 とよく言っておられました。その実践方法は、一言でいうと ――
愛はこころをノの字で受ける
確かに「愛」 という字は、「受」 と「心」 と、「受」 の「又」 の左についた「ノ」 の字でできていますね。愛情あふれるお母さんになるには、「子どものことばをそのまま繰り返して、最後にノを付けるだけ」 という非常に簡単なものでした。例えば、
「おかあさ~ん、おなかいたいよ~」 (と、子どもが泣いてきたとき、どう反応するか...?)
× 「おなかいたいって! 一つだけっていったお饅頭、ぜんぶ食べたんじゃないの?」
→「ちがうよ~、ちがうよ~、そんなんじゃないよ~」(と、さらに激しく泣く)
○ 「あら~っ、おなかいたい
ノ~、おなかいたい
ノ~」(母も痛そうにやさしく繰り返す)
→「うん、ちょっと... でも、だいじょうぶ、ボク、トイレいってくる」(と、笑顔が戻る)
オトナにも通用するでしょうか? 試しても害はないので、ぜひ実験してみましょう (^ー^)ゝ