2010年6月28日(月曜日)
「かにた婦人の村」 を知っていますか?
週末に片づけをして整理した古着や布を館山の「かにた婦人の村」に送りました。
館山にあるこの団体(売春防止法に基づく婦人の保護事業の一環として設立された婦人保護施設)の存在を知ったのはずいぶん昔のことです。その当時は、主として工場の機械磨きに使うウェスを作っていました。一度、古タオルなどを集めて送ったのですが、その後、なんのお手伝いもしていませんでした。
最近、かにたの方々が「裂き織り」にも取り組んでいると知りました。電話で問い合わせると、
「古着も布も大いに役立ちます」ということでした。
長期婦人保護収容施設である「かにた婦人の村」には、さまざまな障害のために社会復帰が難しい女性が日本全国から集まってきているそうです。法的主体は売春防止法、経営主体は社会福祉法人ベテスダ奉仕女母の家。
「かにた」って、なんですか?
それは、ここを流れる小さな谷川の名前でした。
カニがチョロチョロする小川の誰も住まない日だまりに、おいて行かれた、
全国からの幸薄き女性たちは、優しい大自然に抱かれ、息づき、癒され、
洗われ、甦り、あます力とあます命を惜しみなく発揮しています。(「かにた便り」 より)